ストレスのかからない禁煙を

禁煙に挑戦している人が最も辛く感じるのがストレスです。禁煙によるストレスは、ニコチンの依存性と自律神経の乱れが原因です。ニコチンは神経伝達物質に強い刺激を与えることで、脳内にドーパミンを放出させて気分を落ち着かせたり頭をスッキリさせたりします。禁煙によってニコチンが摂取できないと、ドーパミンの量が減るので神経伝達が上手く調整できず、自律神経も不安定になってニコチンを求めてしまいます。ニコチンの禁断症状は禁煙して3日以内にピークを迎えて2~3週間で克服できます。よってこの時期のストレスに対応すれば、禁煙に成功する確率が上がります。タバコを吸いたい気持ちは数分間で治まるので、イライラした場合は気分転換のために深呼吸や冷たい物を飲むなどします。口寂しい時は太る原因となるお菓子より、ガムや飴で口の中をリフレッシュさせるのが健康的です。ミントの強い歯磨きも、口の中では心地よい刺激になります。またある研究結果では運動することが、禁煙につながるという報告があります。運動中やその後では、ニコチンの禁断症状が緩和されたり、タバコを吸いたい欲求が減ったりします。また体を動かせば禁煙時によく見られる体重の増加を防げます。ジョギングやウォーキングなどは軽い運動なので、体に負担をかけることがなく、仕事中でも肩回しや伸びなどで筋肉を使うことができます。ストレスを我慢すると免疫の低下など、かえって体に悪影響を与えるので、仕事や日常生活に支障をきたす場合は、ニコチンパッチやニコチンガムといった禁煙補助剤を活用します。これらは禁断症状を起こしにくくする作用があり、精神的な余裕を持ちながらタバコを徐々に遠ざけられます。